胡蝶蘭の育て方 全般
胡蝶蘭の育て方。
丈夫な胡蝶蘭を育てるには、光・通気・水やり・肥料・湿度・温度が大切です。
特に光は大切なものです。苗の生長には光の強さと十分な日照時間が大切です。
胡蝶蘭は弱光性の性質を持つランなので直射日光をあてると冬でも日焼けを起こしてしまいますが、日焼けを起こさない程度の強い光を長時間当てることが大切です。
特に5・6月が株の生長期に当たるので、一日14時間程度の日照時間が好ましいといえるでしょう。
そして、通気も大切になります。通気で風を起こすことにより葉焼けが起こりにくくなり、より強い光を当てることが出来ます。
また通気は微風が起こることにより植物の生理作用を活発にし光合成や呼吸の効率が高まります。
水やりの技術が胡蝶蘭の質を左右する大きな要因となっているといえるほど、水やりは大切です。
水やりをすることの大目的のひとつに鉢の中の空気を入れ替えることと酸素の供給があげられます。そのためちょろちょろと水を与えるのでなく、冷たくない水をたっぷりとあたえます。また根腐れを防止するために鉢の中を一度乾かす必要があります。
完全に乾いたのを確認したっぷりと水を与えるのが大切です。ただし乾かしすぎると生長障害を起こしてしまうので注意して下さい。
(注意)よく大き目のバケツにたっぷりと水を張り、その中に鉢ごと胡蝶蘭を浸ける水やりの方法が紹介されてますが、水分補給という目的には沿いますが、空気の入れ替えや酸素の供給といった目的を考えるとお薦めできません。
肥料は基本的には薄い濃度で与えます。理由は自然の状態を想像してみてください。
もともと胡蝶蘭は木に着生しているものなので肥料をそんなに必要としないのです。
ただし鉢で育てることを考えて、生長を促進させるために薄めた肥料を与えます。
胡蝶蘭が最も快適と思う気温は15〜30℃以内です。15℃以下になると胡蝶蘭は休眠状態になります。
最低でも10℃以上を保つようにしてください。30℃以上になると光の強さにもよりますが日焼けを起こしてしまいます。
株が良く生長する条件は他の環境にもよると思いますが、昼間28〜30℃ 夜間24〜26℃
花を咲かせる時期は昼間25〜28℃ 夜間18〜22℃程度がよいと思われます。
胡蝶蘭は夜間にCO2を吸収します。CO2を多く吸収するためには夜間の湿度が高く、気孔が充分ひらく必要があります。このため株の段階でも夜間温度を下げるため、温室中一面に散水し水を蒸発させ湿度を上げて生産する生産者もいるほどで、夜間に湿度が高いことが大切です。
夏の高温時は葉水を与えて強制的に葉温を下げることも大切です。
胡蝶蘭の原産国は東南アジアです、タイやマレーシアなどの熱帯の国々です。
胡蝶蘭の原種は、その国々にあるジャングル(熱帯雨林)の中で木にはりついた形で生息しています。
ジャングルでは、1日に1回雨(スコール)が降ります。上空で木々が雨しずくを葉で集め、幹を伝って地上に雨水をしみこませます。
この際に、胡蝶蘭は水分を吸収します。そして栄養は、木の表面から取り込んでいます。
一日に一回スコールが降り、生い茂った葉にさえぎられるため、直射日光が当たらず、
夜間も蒸し暑いという状態が胡蝶蘭にとって過ごしやすい環境といえるでしょう。








